太陽電池モジュールに関するご質問
出力電圧が違います。
独立電源用太陽電池モジュールは、独立電源システムが組みやすいように電圧を考慮して設計されています。定格電圧12Vを考慮して製品化されたものが一般的です。
発電用太陽電池モジュールは、パネル複数枚を直並列に接続して使用します。パワーコンディショナの入力条件に合うように設計されています。そのため独立用電源システムの機器とは一般的に接続条件が合致しません。
ただし、MPPT回路内蔵のチャ-ジコントローラを使用して独立電源システムに利用することも可能です。
太陽電池モジュールの電気的特性は、JIS規格に定められた一定基準の測定値です。
パネル温度:25℃ 分光分布:エアマス1.5 放射照度:1,000W/㎡の条件下での値です。
・最大出力(Pm):太陽電池モジュールの電流電圧特性曲線上で電流電圧の積が最大になる点の出力です。
この点の電流値が最大出力動作電流(Ipm)、電圧値が最大出力動作電圧(Vpm)です。
・短絡電流(Isc):太陽電池モジュールの+極、-極の両端を短絡(ショート)したときに流れる電流です。
・開放電圧(Voc):太陽電池モジュールの+極と-極を開放した時の両端間の電圧です。
※電圧は温度が低くなると高くなり、高くなると低くなります。使用環境温度での数値にてシステム機器を選定する必要がありますのでご注意ください。
太陽電池モジュールの短絡電流がコントローラの入力電流を超えていないか、また太陽電池モジュールの開放電圧がコントローラの入力電圧を超えていないかご確認ください。
太陽電池モジュールには、陰・影がかからないようにすることが重要です。
陰影(山、ビル、樹木、電柱等の)が、太陽電池モジュールにかかった場合は発電量は低下します。直達光が遮られたとしても散乱光がありますので発電はされます。
また、太陽電池モジュールの受光面に落葉や鳥の糞などが付着した場合は、その部分が抵抗となって発電し、「ホットスポット現象」を発生する場合もあります。
その場合は、発電量が下がるだけではなく、太陽電池モジュール自体にダメージを与えることがありますのでご注意ください。
塩害による故障は、保証対象外になります。
弊社では、耐塩害仕様(塩害に対する耐性を上げたモジュール)の太陽電池の設定もあります。
標準仕様の太陽電池モジュール用は、パンザ取付型・据置型をご用意しています。
蓄電池に関するご質問
ございます。消防認定品は、随時追加されておりますのでお問い合わせください。
フル充電した蓄電池から所定の時間で終止電圧までに取り出せる電流値です。
例:サイクロンG G26EP(定格容量 26Ah) 電池温度25℃において
20時間率(終止電圧1.67V/セル)28.0Ah
10時間率(終止電圧1.67V/セル)26.0Ah
1時間率(終止電圧1.67V/セル)21.7Ah
では、28Ah÷20h=1.4Aを20時間 取り出せるということです。
26Ah÷10h=2.6Aを10時間 取り出せるということです。
21.7Ah÷1h=21.7Aを 1時間 取り出せるということです。
蓄電池は、大きな電流を短時間で取り出すと放電総量は少なくなります。
エナーシスでは、純鉛極板(TPPL=Thin Plate Pure Lead)技術の製品を揃えております。
容量、用途にあわせて、サイクロン、サイクロンG、SBSシリーズから選択してください。
サイクロン、サイクロンG、SBSシリーズが、使用可能です。
サイクロンG、SBSシリーズは-40℃まで使用可能です。
サイクロン単セルは-65℃まで可能。
例えば、-20℃でサイクロンGは5時間率放電で3時間放電が可能です。
高温対応の特別仕様を標準化しています。
サイクロン単セルタイプ80℃まで、サイクロンG(EPXタイプ)は60℃までの環境で使用可能です。
寿命は、定格容量の80%になった時としています。
一般的には、蓄電池温度25℃におけるフロート寿命にて表現されています。
寿命は周囲温度が8~10℃上昇するとほぼ半減します。
各シリーズの期待寿命を参考にしてご採用ください。
エナーシス製では、バックアップ用に開発した高温寿命特性に優れたフロート寿命35℃で10年のSBS XLシリーズがあります。
ほかに充放電回数で表すサイクル寿命があります。
こちらは放電深度(DOD)により増減します。
リチウムイオン電池は、エネルギー密度が高いので軽量、コンパクトな設計・利用が可能です。
現状ではリチウムイオン電池は、鉛蓄電池に比べてコストが高く、安全性に懸念があります。コスト面、安全面では鉛蓄電池が優れています。
鉛蓄電池の中でエネルギー密度が最高レベルの純鉛極板のエナーシス製品をご検討ください。
問題ありません。完全密閉のため、液漏れはありません。
縦置き、横置き設置可能ですが、倒立の設置は推奨しておりません。
また、安全のため、縦置き、横置きの場合は設置面に耐酸塗装を施していただく事をご検討いただいております。
廃棄バッテリーは一般の廃棄物として処分することはできません。電池工業会と各メーカーを中心としたリサイクル制度が整備されています。
廃棄される場合は、弊社へご相談ください。