制御弁式(シール)鉛蓄電池 SBSシリーズ
第3世代携帯電話の基地局バックアップ用として、先進各国で採用の相次ぐSBSシリーズはエナーシスの誇る最高品質の純鉛極板技術を採用し、従来技術では実現不可能なレベルの大電流・低温放電特性とフロート・サイクル両面での長寿命を達成しています。

携帯電話・CATV基地局のバックアップ用として、19″/23″標準ラックに実装可能で、完全なフロントアクセスを実現するテレコム専用サイズも追加いたしました。純鉛正極技術により、最高のエネルギー密度と最小の自己放電率の両立に成功しています。
JIS規格寸法に基づいて開発されたSBS-Jシリーズでは、オプションのメタルジャケットの装着で動作可能温度の上限を80℃としています。さらにサイクル寿命についても、500回以上が期待でき、競合他社のAGV・EV専用電池対比優位にあります。サイクル用途での使用をご検討の際は、詳細についても当社にお問い合わせください。

純鉛VRLA電池の最高峰SBSシリーズは日本国内でも15年、20万個以上の使用実績があります。特に電力、テレコム、IT、FA、鉄道、航空分野の基幹システムを支える電源バックアップ用途にお勧め致します。

製品の特徴

□ 容量範囲:7Ah-360Ah
□ 実証された長寿命(フロート・サイクル)
□ 高いエネルギー密度
□ 棚置き寿命2年間
□ フロントアクセスを含む電槽バリエーション
□ 最高レベルの密閉反応効率
□ 高信頼性電極シール構造
□ 広い動作温度範囲(-40℃-50℃)

製品の構造

正極板 エナーシス独自の製造プロセスによる純鉛正極格子
負極板 純鉛負極格子
セパレーター 高い安定性と吸収性を備えた多孔性グラスマットセパレーター
電槽材 医薬品レベルの高品位希硫酸をセパレーターに浸潤させて使用
電極端子 高信頼二重シール端子構造
メタルジャケット SBS-Jシリーズには高温環境下での使用に適した補強用メタルジャケットを用意

推奨動作条件

フロート充電電圧 2.27V/セル(@25℃)電池温度が25℃を超える動作条件では温度による充電電圧の補正を推奨します。推奨補正カーブについては、別途ご相談ください。
サイクル充電電圧 2.40V/セル(@25℃)、推奨充電アルゴリズムについては、別途ご相談ください。
使用可能温度範囲 放電(-40℃~+50℃)、充電(-40℃~+50℃)、保管(-65℃~+50℃)の範囲でご使用ください。
過充電時発生ガス VRLA(Value Regulated Lead Acid)電池といえども高温時や過充電時に微量の酸素と水素を発生します。ご使用に際しては発生ガスの排気にご留意ください。

適合規格

BS規格 BS 6290 Part4(1997)に完全準拠しております。
IEC規格 IEC 896/2 並びに Bellcore SR-4228に準拠しております。
UL規格 UL(UL Standard 1989)に認定されております。
ISO規格 エナーシスの製品を生産する全世界21ヶ所の工場は全てISO 9001認定済みす。
輸送関連規格 49並びに ICAO & IATA Packing Instruction 806によりSBSシリーズは“Non-hazardous Cargo”として認定されています。
製品仕様